網膜光凝固

網膜はカメラにたとえれば、フィルムに相当するところですから、ここがダメージを受けると、良く見えなくなります。
網膜は加齢や、炎症や、外傷などで病気をおこします。
軽症のものから、失明につながる重篤のものもあります。
飛蚊症(ひぶんしょう)、視野欠損、視力低下などを感じたら、出来るだけ早く眼科検診をうけましょう。


網膜の病気の中で、比較的軽症のものは、レーザー治療にて改善されるものも多いです。患者さまの苦痛もなく日帰りにてできます。

適応疾患

  • 網膜裂孔
  • 裂孔原性網膜剥離(軽度のもの)
  • 糖尿病網膜症
  • 網膜静脈閉塞症(眼底出血)
  • 網膜細動脈瘤(軽度のもの)
  • 加齢黄斑変性
  • その他

眼科用レーザー光凝固装置

  • マルチカラーレーザー(LUMENIS社製)
    長短波長(グリーン・イエロー・レッド)の選択が可能ですから、疾患や病態により、使い分けながら、治療します。


  • PDTレーザー(ZEISS社製) 光線力学的療法
    光に反応する薬を腕の静脈から注入し、弱いレーザーを数十秒間網膜に照射することで新生血管を閉塞させます。
    加齢黄斑変性に適応です。

当院の対応

網膜疾患に長く携わってきた専門医が、出来るだけ当院にて治療できるよう、努力しておりますが、重篤で、長期入院を要する患者さまは大学病院と緊密に、かつ敏速に病診連携をとっております。