超広角眼底カメラ

超広角眼底カメラ Daytona(Optos社製)

画角200度 超広角
眼底の80%以上の領域を、瞳孔を広げず撮影可能です。
撮影は1回約0.4秒で完了、非侵襲で苦痛が大幅に軽減しました。
検査料は従来と同じです。

従来の限定カメラ(画角60度以内)では観察困難な眼底周辺部の病変も見逃さずに捉えることが可能になりました。

角膜、水晶体などは、細隙灯顕微鏡で検査が比較的容易に可能ですが、眼底(網膜、視神経など)は瞳孔を散瞳薬(点眼)にて大きくして検査をするのが一般的です。しかし、散瞳をしますと、4時間位手元のピンとが合わず、文字は読めません。しかも眩しいため、運転などは出来ません。
仕事中や自動車運転での受診の方は、散瞳を好みませんので、再度受診ということも多いのです。疾患によっては手遅れになる危険があります。
無散瞳での検査を希望される方が多いので、何か良い方法がないかと、苦労していた時、国際学会でこの機種を目にして、大変感動しました。

早速導入し、数年前から当院で活躍しています。

もちろん画像だけで診断するわけでなく、より精密な検査を要するときはご相談しながら、散瞳させていただきます。
定期検査を怠っていた患者様が、まめに受診されるようになりました。

従来の眼底カメラの画像
正常眼底

超広角カメラの画像
左右は同じ患者さまの同時点のもの

従来の眼底カメラの画像
眼底周辺部が撮影しにくい

超広角カメラの画像
無散瞳にての周辺の網膜裂孔
(レーザー後)
左右は同じ患者さまの同時点のもの